<横浜3−6阪神>◇23日◇横浜
待ってろ巨人! 宿敵がリーグ優勝を決めた日に真弓阪神は息を吹き返した。連敗をくらっていた横浜から5番新井の適時打などで序盤に大量点を奪い、終盤はアッチソン−球児の鉄壁のリレーで快勝。G倒を掲げて就任した真弓明信監督(56)は、巨人への挑戦を自ら切り出し、クライマックスシリーズ(CS)進出に向け決意を新たにした。CS出場枠は残り1つ。0・5差の4位ヤクルト、5位広島と三つどもえの大激戦を制し、宿敵の待つ舞台に立つ。
東京ドームで巨人原監督が宙に舞ってから約20分後、真弓監督が今季61個目の白星を手にした。安藤、岩田でよもやの連敗を喫していた横浜スタジアム。今季の対横浜最終戦を、継投策で逃げ切る“勝ちパターン”でものにした。激しい3位争いで、半歩のリードを保った。3連覇を達成した巨人への祝福とともに、宣戦布告も忘れなかった。
真弓監督 40個以上も貯金があっての優勝だから、圧倒的な成績の強さだった。もう1回、今シーズン中に挑戦できるよう頑張ります。
巨人との対戦成績は11勝11敗2分けのイーブン。7月17日以降は史上初となる5カード連続勝ち越しを決めて盛り返した。巨人が全チームに勝ち越す完全優勝を阻止することにも成功。昨年の岡田阪神が大逆転で優勝をさらわれた借りを、わずかながら返した。
さらに、リベンジのチャンスはまだ残っている。3位を死守すればCSに進出、2位中日を破った先に巨人が待っている。後半戦に入って「1戦1戦やっていく」と地道に巻き返してきた真弓監督が、あえて巨人V決定の日に再挑戦への思いを明言した。明日なき戦いを進めるチームに、明確なターゲットを掲げた。
真弓監督 (先発)久保は中盤にピンチが多かったけど、後の投手がしっかり抑えてくれた。本当はアッチソンも2回は投げさせたくないんだけどね。
7、8回を抑えたアッチソンは昨年の10月10日、巨人がV2を達成した日にも横浜スタジアムで登板し、村田に決勝3ランを浴びていた。同じようなシチュエーションでこの日は村田を空振り三振に抑えた。真弓監督と同様に「打倒巨人」を公言していた藤川は、今季23セーブ目を挙げた後にこう言った。
藤川 巨人は強い。今年だけじゃなくこの3年間、ずっと強かった。目標だった優勝を逃して残念としか言えないし、終わったという感じ。クライマックスシリーズで仕返しなんて、ずうずうしいことは言えない。目の前のゲームを勝ち上がっていくことしかできない。
残り11戦でヤクルト、広島を競り落とし、第1ステージの中日を倒す。勝利の美酒にぬれる宿敵に、再び、虎がキバを向く。
[2009年9月24日 日刊スポーツ]
巨人優勝だったもんなぁ。
カーネルサンダースの奇跡はなかったな。